2015年7月28日火曜日

第3ゴー告知&内容紹介&次号について

ゲッカンの原稿を書き終えてヘロヘロになったところで外ロケが続き、そのまま鈴鹿サーキットに幽閉され、鈴鹿8耐終了後も取材続きで、水曜からはちょっくら渡英と、世の中の動きから完全に途絶しています。皆さんお元気でしょうか?「ゲッカンタカハシゴー・第3ゴー」、いまだに自分の手で実物を持っておらず、本当に実在するのか実感が持てません。

でも、ありがたいことに何人かの方が「買ったよ〜」「読んだよ〜」とツイッターなどで報告してくださったので、どうやら第3ゴーは無事7月24日(金)に発売されたようです。ありがとうございます。おかげさまで、こうして堂々と告知できます。愛と勇気の出版元・三栄書房のウェブサイトにも載ってます

相変わらず表紙はイラスト+キャッチコピー1本のみ。


例によって、表紙を見ただけではどんな内容かまったく分からないミステリアスな雑誌になっておりますので、目次にもとづきながら内容をご紹介してみたいと思います。7月28日(火)現在、本当にまだ実物を見ていない(!)ので、自分が書いたページ以外のことは詳しく分からなくてごめんなさい。

【P4-5】写真家・永島岳志のバイクのある日常
力のある若きカメラマン&編集者、永島氏の撮り下ろし写真。本誌の編集業務にも携わってくれている永島氏。まだ見ていませんが、きっと素晴らしい写真があなたの心をえぐることでしょう。

【P6-23】YAMAHA MT-09よ、なぜキミは売れているのか?
MT-09、売れてるんスよ。なんかよく分かんないんですよねー。いや売れるのはすごくイイことだし、イイバイクだとも思うんだけど、「えーなんでー?」って疑問が拭えなくて。というわけで、クエスチョンマークを頭にMT-09を走らせた「インプレゴー・MT-09に乗った」と、ヤマハのMT-09開発者や営業担当に話を聞いた「研ぎ澄まされた曖昧」の2本立て。うまく時代をつかんだ巧妙な仕組みが見えてきました。

【P24-50】特集「冒険」バイクで自分を切り拓け
加藤編集長が「第3ゴーの特集は冒険だ!」と決めた時、個人的には「どうかなあ」と疑問でした。「バイク」と「冒険」ってすごくベタな間柄なので。でも、取材に協力してくださった方たちや寄稿してくださった皆さんのおかげで、とても面白い特集になったのではないかと思います。

・P26-31 冒険家・風間深志の場合
「バイク」そして「冒険」と言えば、この方、風間さんをおいて他にいません。何しろバイクで北極南極エベレストに行っちゃった人ですからね。「バイクで」って言っても、ほとんど押していくわけですから、もうね、何考えてるんでしょうか。と、いうことで、何考えているのか聞いてきました。「冒険そのものについて」というよりも、風間さんのモノの見方・考え方、そして生き方についてイキイキと語っていただいています。率直でありながら非常に深い言葉の数々は、実体験をした人ならではのもの。話を聞き、書きながら、「ああ、バイクに乗るっていいもんだなぁ」「生きてるって素晴らしいなあ」と素直に思えました。

・P32-37 初代セロー開発者・近藤 充の場合
オフロードバイクがパフォーマンスを追いかけていた80年代半ばに、「のんびりとことこ、歩くような速度で楽しめるオフロードバイクこそ必要なんだ!」と思ってしまったヤマハの開発者、近藤さん。思っちゃったらしょうがない。「そんなの売れるわけがないだろう!」という逆風に抗いながら、職域を飛び越えて「自分が作りたいバイク」=初代セローを作ってしまいます。ニッポンのサラリーマンにあるまじきチャレンジングスピリッツは、まさに「冒険家」。その熱き心をダイレクトに表現したつもりです。セローを手放したことを後悔してます……。

・P38-43『ガルル』副編集長・櫻井伸樹の場合
本誌立ち上げの時からいろいろ協力してくれている櫻井氏の冒険譚。厳寒豪雪の真冬の北海道を、カブで走っちゃったというお話のようです。まだ読んでいませんが、バイク乗りなら誰でも持っている冒険心がくすぐられるはずです。

・P44-49 編集者&写真家・永島岳志の場合
まだバイクの免許を持っていない永島氏ですが、自転車で世界各国を放浪したというツワモノです。ここではその自転車冒険譚を披露してくれたようです。まだ読んでいませんが、2つ輪っかの乗り物で冒険することの意味に鋭く迫っているはずです。

・P50 SPIRIT OF ADVENTURE
えーと、冒険の締めくくり的な何かを書きました。確か……。

【P51-77】ゲッカンタカハシゴー的 魂のライテク
「ライテク」って何だろうって、よく考えるんですよね。「ライテク」の多くは、実は公道にはほとんど不要なスポーツテクニック、もしくはレーシングテクニックじゃねーかと。モロに言わなくても、「ライテク」って、「速くなること」「うまくなること」が大きな目的になってる。でも、バイクに乗るのに速くなくてもいいし、うまくなくても構わない(ケガしない、死なない程度なら)。みんな教習所なり試験場なりで免許証を取って、「公道走行OK」のお墨付きはもらってるわけだから、変にコンプレックスを持つ必要はないし、無理する必要もないし、背伸びする必要もない。とにかく無事に帰れさえすれば、バイクはそんなにコ難しくこねくり回さなくてもいいんじゃないかと思うわけです。もちろん向上心は趣味を楽しむうえで大切な要素です。でも向上心の向かう先が「速さ」「うまさ」方面に特化しすぎると、ヤバイことになる。バイクって趣味はあくまでも公道が舞台だから、過度の向上心は自分を罠に陥れるし、まわりを危機にさらすことにもつながりかねない……。そんなことを考えながら書いていたら、「魂のライテク」になりました。27ページありますが、まだ言い足りてねーぞ! 次ゴー持って来い、次ゴー!!(←酔っ払ってる)

【P78-83】妄想GTG新聞 ヤングの間でバイクが大フィーバー!
東京五輪が開催される2020年に、バイクの販売台数100万台を達成する……。経産省が力強く宣言したこともあり、今、バイク業界が復活の狼煙を上げようとしています。でもさ、あと5年ですよ。どうなるんだろう。実現できるんだろうか。実現できないとしたら、何が引っかかってるんだろう。実現したとしたら、どんな世の中になるんだろう。そういうことを考えてみたんですが、もっと調べて、もっと書きたい話ですね。ページ数が足りねえ! 次ゴー持って来い、次ゴー!!(←酔っ払ってる←酒ほとんど飲めないくせに)

【P84-85】時空旅人・弥次さん喜多さんの場合
「冒険」特集の治外法権的な飛び地ページ。じゃないかと思います。たぶん冒険にまつわるイラストもしくはマンガのページ? ネコが旅をするのかな。まだ見ていないのでまったく想像がつきませんが、きっと楽しいページだと思います。

【P86-91】ホンダにRC213V-Sでメッセージして欲しかったこと
まったく途方もないバイクだと思うんですよ、ホンダRC213V-Sは。MotoGPマシンがほとんどそのまま公道を走れちゃう、とか、2000万円越えの価格とか……。でも、途方もなくて注目度も高いからこそ、ホンダにはRC213V-Sを使って、まったく新しい「バイクの未来像」を見せてほしかったんですよね。ただ「レーシングマシンが公道を走る」という前時代的な夢を叶えるだけじゃなくてさ……。というお話です。本音を言えば、スーパースポーツじゃなくて、2000万円のツーリングバイクとか2000万円のネイキッドが見たかったな。なんかもう、すげぇの(笑)。「マルケのホイール」とか「オーリンズのサス」とか、そういう分かりやすいレベルじゃなくて、もうね、オレたちの想像をはるかに超えたすげぇモノ。バイクの概念を変えちゃうような、すげぇもの(笑)。オレはメーカーじゃないから、想像すらできない。でも、今という時代のさらに先を見越して作られた、何かすげぇものが見たい。

【P92-93】八っつあん語録
元GPライダーの八代俊二さんが、「バイクかくあるべし!」と熱く語っているはずです。オレも読むのが楽しみ! 八代さんとは近々釣りに行きたいなぁ……。

【P94-101】伊豆スカ問題と二輪業界の大罪
加藤編集長が、具体的な取材データを携えながら、とても大きなテーマに切り込んでいます。これはページになる前の生原稿を読ませてもらったんですが、「もしオレが書くなら、違うことを違う書き方で書くだろうな」と思いました。原稿を前にして、相当議論したし(MT-09のインプレ記事に書いた「カメラマンを待たせた大遅刻」はコレのせい)。そんな具合に、いろんな意見があってしかるべき、難しい問題です。そうだな、いろんな角度からいろんな見方をして、いろんな意見がぶつかり合っていいと思うんだよな。みんな同じじゃないはず。

【P102-107】バイクで困らないために 〜はじめてのこっせつ〜
タイトルから判断するに、1ゴー、2ゴーと「バイクで死なないために」を書いてくださったジャーナリスト・柳原三佳さんの、バイクでの骨折体験記、ではないかと思われます。まだ読んでいませんが、これも楽しみ〜。そういえば、柳原さんにはお会いしたことがないんです。ぜひじっくりとお話を伺ってみたい方です。

【P108-113】スタッフコラム
櫻井伸樹、小松男、西藤久美子、原靖隆、永島岳志の5氏+ゴー氏つまりオレの、計6名によるコラム。みんな何書いたのかなー。

【P114】スタッフ紹介&次号予告!?
いわゆる「奥付」ですね。次号があるのかどうか気になって、このページだけ加藤編集長にメールしてもらいました。加藤さんが、こんなことを書いています。

「今後続くかどうかは、この号の売れ行きとワタクシ編集カトウ、高橋剛のヤル気だけです」
「不肖カトウ、剛とも、あふれんばかりのヤル気はあるんです」
「ルールなんてない自由な『ゲッカンタカハシゴー』をまた作りたいなあと夢見つつ、再びお会いできる日までみなさん安全運転で! ピース」

……どっちなんだ!!
やるならやる!
やめるならやめる!!
どっちかハッキリしないことなら、わざわざ言わなくていい!!!
と、オレは思いました。

加藤さんが書いているのは、要するに「続けたい気持ちはあるけど、売り上げ次第です」ということだけど、言わせてもらえばそんなのどんな仕事だって同じですよ。この雑誌に限ったことじゃない。今号に記事を書かせてもらった初代セロー開発者の近藤さんの話じゃないけど、「この雑誌は世の中に必要なんだ。だからどうしても続けたいんだ」と心から思うなら、死に物狂いで、どんな手を使ってでも、続ければいい。作りっぱなしで「ハイあとは売り上げ次第」なんて冷めたこと言ってないで、作った後の「売るための手立て」も含めて懸命に考えて実行しろって話だと思う。「いいモノ、面白いモノを作りさえすれば売れる」なんて時代じゃない。作った後のプロモーションも相当に大事だってことは、今号に載ったMT-09の記事からも明らかだよ。どんなにいいモノを作ったって、存在を知られていなければほとんど意味がないんだ。

オレ? 死に物狂いじゃないですよ!(笑)なりたくてもなれないよ。だって、この雑誌におけるオレの立場は非常に難しいんだ。実名が誌名になっちゃってるし、「主筆」とかいう新聞社なら社長を意味するエラソーな肩書きが付いちゃってるし、オレが宣伝すればするほど手前味噌炸裂でしょう? イヤじゃんそんなの。そんなことしたくないし、見たくないし、できない。正直、今でも「タカハシゴー」なんて誌名はめちゃくちゃ気恥ずかしいし。

それに、自分としてはその場その時で全力を尽くしてるつもりだけど、出来上がった雑誌を見ると「ぎゃー、ああすればよかった」「ぎゃー、もっとこうできた」と反省することばかりだもん。素直にアレコレ宣伝できないよ(今はまだ見てないからアレコレ言えてる)。

ありがたいことに「ゲッカンタカハシゴー」と言いつつオレ以外にもいろんな方が書いたり描いたり撮ったりしてくれてて、それぞれにすごく面白くて素晴らしい。オレの力不足を皆さんが補ってくれて、雑誌としてはとても面白いものになってると思う。でもそれをオレ自身が声高に宣伝するのは、難しいんだよ。「えー、高橋剛でございます。タカハシゴー面白いですよ! 買って買って買ってぇん」なんて言えるわけねーじゃん。

それに、これは皆さんにはあまり関係のない話だけど、売り上げばかり気にしてたらやっぱり思い切ったことは書けなくなるんですよ。買って下さる方たちの顔を具体的に想像すればするほど、キーボードを打つ手が及び腰になる(……手が、及び腰?)。表現とは、基本的に断定的なものだ。「かもしれない」「に違いない」と締めくくる文章は、結論から逃げている。でも、物事を断定的に表現すれば、必ず反対意見が出たり、よく思わない方や、悲しく思う方もいる。「すべての方に喜んでもらいたい」は表現の基本だけど、そこに囚われすぎると、やがて表現は断定を恐れ始める。そうして丸まった表現からは、尖った面白みはなくなる。結果、何でもない雑誌になる。

「尖った面白み」が売り上げにつながるかどうかは分かんないよ。売り方の問題もあるだろうし、パッケージの作り込み方も関係あるだろう。でも、いち表現者としては、絶対多数を狙う=表現を丸めていくことばかり考えてしまうと、もうどうにもつまんねー記事しか書けなくなっちゃうんだよ。理想はさ、絶対多数を狙いながら表現を丸めることなく尖ったままで万人に受け入れられる表現者になること、ですよ。でもまだ力不足でさ……。

でもね。加藤さんがどう思ってるか分かんないけど、オレ自身はバイクについて、まだまだ表現したいことがあるんだ。鈴鹿8耐を見てレースについてももっと伝えたいことがあるなぁと強く思ったし、業界についても言いたいことがあるし、世の中とバイクの関わりについての考えもあるし、バイクそのものの素晴らしさを伝えていきたいし、いろいろ、いろいろ考えてる。もし加藤さんがそこに面白みを感じて「ゲッカンタカハシゴー」を始めたのなら、「売り上げ次第でござい……」なんて逃げ腰なことを言ってないで、「剛から表現したいネタが尽きるまで、搾り取るだけ搾り取ってやる。オレはそれをどうにか売れる商品にしてやる。どうにか売ってやる」という気概を見せてほしいッス!!

……えと、何の話だっけ?(笑)

2015年7月19日日曜日

第3ゴー制作完了。7月24日(金)発売

「バイクに乗っている限り、いつ、何が起こるか分からない。あなたがどんなに万全の備えを施し、細心の注意を払いながらライディングしていても、ドン! 突然の出来事はいつでも起こり得るのだ。
 予期せぬ出来事に直面しても、決して諦めてはいけない。ギリギリの瞬間まで持てる技能と精神力をフルに発揮して、どうにか自分を生かすために、もがかなければいけない」
(第3ゴー「魂のライテク」より)

第3ゴーの制作が終わりました。〆切を越えて大日本印刷の皆さんをお待たせし、さらにギリギリの線を越え、崖から足を踏み外しかけたところ、だったようです。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

そんなこともあって、最終局面では加藤編集長から小1時間おきに催促と状況確認の電話が入りました。そのつど気持ちが途切れ、文章の世界に自分を引き戻さなければいけないのには参りましたが(笑)、電話のたびに加藤さんの声が疲弊していくのが分かり、こちらも申し訳なく……。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

今はまだ、頭の中をホカホカの言葉たちが飛び回っていて、ずっと寝ていない僕を寝かせてくれません。もう何時間起きているんだろう。落ち着いてくれるといいのだけれど。体は弱り切っているのにな……。

さて、第3ゴーの特集テーマは「冒険」です。この時点では、僕は雑誌全体を見渡しておらず(表紙も見ていないんですよ!)、自分が書いた記事のことしか分からないので、どんな「冒険の書」になっているのか楽しみです。

今回は、たくさんの方たちに話を聞かせてもらいました。ガッツリしたインタビューとしては、冒険ライダーの風間深志さん、そしてヤマハ初代セロー開発者の近藤充さんの記事を展開しています。

初代セロー開発者の近藤さんは、「セローの生みの親」。この5月でヤマハを定年退職されるにあたり、ヤマハ社員というお立場では最後のインタビューをさせていただきました。「そんな大役を……」と畏れ多かったのですが、近藤さんのお話はとても熱くて面白く、ぐいぐい引き込まれていきました。

オフロードバイクと言えばパフォーマンス重視だった80年代半ば、当時は誰もイメージできなかったトコトコ系のセローを頭に描いた若き近藤さん。そして「これは絶対に作るべきバイクだ」という強固な信念のもとに、職域を飛び越えながら開発に取り組むのです。逆風を吹き飛ばしながら突き進んでしまうチャレンジャー。もはやサラリーマンのやり方ではなく、「ただのバイク好き」でしかありません(笑)。

書き上げた記事は、果たして累計10万台超のセローの魅力と近藤さんの熱量を伝えられているかどうか……。いつものごとく自信はありませんが、近藤さんの定年退職祝いということで、ぜひお読みいただければと思います。

風間深志さんのお話は、お名前の通り、深いです(笑)。北極、南極、エベレストにバイクで行ってしまった人だけあって、なんともスケールがデカく、言葉のひとつひとつに重みと多角的な意味がありました。

風間さんとは、'98年に一緒にニュージーランドに行っています。僕はそれが初の海外渡航で、風間さん、宇崎竜童さん、根津甚八さんという錚錚たるメンバーのバイク旅を取材する仕事でした。大きなプロジェクトの端っこでニュージーランドの美しさに感動し、出発直前に買った一眼レフカメラのシャッターをひたすら切ったことを覚えています。

今回、インタビューのために風間さんの事務所を訪れると、風間さんはニュージーランド行に僕がいたことは覚えていませんでしたが、なんと、その時に作った冊子がすぐ取り出せる場所に置いてあったんです。僕が書き、写真を撮ったニュージーランド記事部分には、付箋が貼ってありました。

うれしくて懐かしくて、パラパラとめくらせてもらうと、てんで力不足でやんの(笑)。今ならもう少しいい記事書けるのになー、と思いつつも、17年も前の薄い冊子がこうして取っておいてもらえてるなんて、その時できることは精一杯やっていたのかな、と、感慨深いものがありました。

自分で書いたものを後で読み返すと、いつも情けなくて、「今ならもっとできるのに」と思う。でも、自分なりに手を抜いていないことだけは分かる。何かやろうとしている気配も感じる。今までどれだけの量の文章を書いてきたか想像もつきませんが、そのつど全力なら、それでいいかな。

このブログ記事の冒頭に一部載せましたが、今回は「魂のライテク」という記事も書きました。27ページあるのに、いわゆるテクニックはほとんど書いていません(笑)。「心構え集」と思っていただければ。皆さんのバイクライフの何かの役に立……つのか?

とにかく、今の時点では僕には第3ゴーの全体像が分からないので何とも言えませんが、僕以外の人も記事を書いてくださっているし、力のあるイラストレーターさんたちが絵を寄せてくださり、優秀なカメラマンの方たちに写真を撮ってもらい、有能なデザイナーさんたちにレイアウトしてもらい、加藤編集長もヘロヘロになりながら入稿作業をしてくれたので、きっと面白い本になっていると思います。

大日本印刷の皆さんが総力を挙げて印刷してくだされば、7月24日(金)に発売される予定です。その日の僕は、きっとエアコンがガンガン効いた鈴鹿サーキットのメディアセンターでガタガタ震えていると思いますが、皆さんは真夏の日差しのもと汗だくになりながら、ぜひ本屋さんに足を運んでいただければ幸いです。


ところで、僕が第3ゴーで1番気になっているのは、P114奥付です。過去2号では、ここには目次と次号予告が載っています。果たして今回は、第4ゴーについて予告されているのか。されているとしたら、発売日はいつなのか……。予告されてるのかなぁ……。どうなんだろう。